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転倒・ふらつき予防

転倒・ふらつき予防のための生活アドバイスシート
転倒・ふらつき予防のための生活アドバイスシート

~お薬と上手に付き合い、安全に暮らすために~


 現在、病院・クリニックから処方されているお薬の中には、心を落ち着けたり、眠りを助けたりする働きがある、「筋肉の力が入りにくくなる」、「ふらつきが出やすくなる」などの性質・効果を持つものがある場合があります。そんな時に気をつけるポイントがあります。


ご自宅での「転倒」や「骨折」を防ぐため、以下のポイントを生活に取り入れてみてください。

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最も注意が必要な「魔の時間帯」

・夜中のトイレ(お薬の効果が一番強く出ている時間帯)

・寝ぼけていることもあり、最も転倒事故が多いタイミングです。

・朝、起きた直後(お薬の効果が翌朝まで残っていること(持ち越し効果)) 


急に立ち上がると、血圧が下がってクラッとする可能性があります。


今日からできる! 転倒予防の3つのアクション

1. 「1・2・3」でゆっくり動く

目が覚めても、すぐに歩き出さないでください。


布団・ベッドの中で手足をグーパーして動かす。


ベッドの縁に座り、1分ほど呼吸を整える。(足裏を床につける)


手すりや家具につかまりながら、ゆっくり立ち上がる。


2. 足元の環境を整える(チェックリスト)

ご自宅の廊下や寝室をチェックしてみましょう。


[  ] 夜間の明かり: 寝室からトイレまでの動線に、足元灯(人感センサー付きがおすすめ)はありますか?


[  ] 履物: 脱げやすいスリッパ や、滑りやすい靴下は避けていますか?(かかとのあるルームシューズや、滑り止め付き靴下が安全です)


[  ] 障害物: 新聞紙、電気コード、カーペットのめくれなど、つまずきやすい物は片付いていますか?


3. 目薬のあとにも注意

点眼後、視界がぼやけることがあります。目薬をさした直後は、視界がはっきりするまでその場(安全な場所)で少し休憩してください。


🆘 こんな時はすぐにご相談ください

お薬の効果には個人差があります。もし、以下のような状態が続く場合は、お薬の量や種類の調整が必要かもしれません。無理に我慢せず、医師または薬剤師にお伝えください。


日中もずっと眠気が取れず、ぼーっとする。


歩くときに、足がもつれる感じがする。


まっすぐ歩こうとしても、千鳥足になってしまう。


朝、なかなか起き上がれない。


💊 ご家族・介護者の方へ

 ご高齢の方は、複数の鎮静系薬剤(睡眠薬・安定剤)を併用服用している場合があり、転倒リスクが極めて高い状態があります。  特に、夜間のトイレなどについては、お一人暮らしの場合は、ポータブルトイレの設置や手すりの設置など、環境面での対策も非常に有効です。 何か普段と違う様子(ろれつが回らない、過度な眠気)が見られましたら、いつでも当薬局へご相談ください。

 
 
 

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